計算100問テストの記録が夏期講習中に4分35秒から2分15秒まで縮まった工藤です!やっとここまで縮められました……。なのに!これでもまだ勝てない生徒がいるんです(泣)。どの学年もほんとに速いんです。その中でも特に4年生!先日行った計算バトルも1位、2位ともに4年生。各学年の平均タイムもダントツで4年生が速かったです。計算は算数、数学、理科の全ての基礎となります。だから、しっかりと練習してほしいですね!
さて、この夏初めて小学生のナチュラルサイエンスの授業に入らせていただきました。小4は文章題、小5はガリレオ、小6は図形総合を扱っていきました。普段は中学生しか見ていないのでまずその元気の良さに圧倒されてしまいました。質問は山のように出てくるし、こちらが問いかければ何人もの手が上がり、逆に誰を指名しようか迷ってしまう事も多々ありました。夜の中学生の授業までにエネルギーが90%くらいもっていかれていた気がします(笑)
ところで……
クセジュに通っている小学生の素晴らしさに触れられた出来事が5年生の授業で起こりました。
ガリレオの「落体の法則」を体感するためにみんなで落下させる物体を作り、落下中の様子をスローカメラで撮影し、一体「落体の法則」がどのような法則なのかを考える実験をした時です。
私が実験方法を6つほど用意したのですが、その中の1つに「物体の重さが極端に違うものを同時に落とした時にどうなるか」という項目がありました。例を挙げるならば米粒と車を同時に落とすとどうなるのかというような感じでしょうか。
ただ、教室に車は準備できませんし、たとえ車が準備できたとして実験をしてもこの実験には意味がありません。それはなぜか。対照実験になっていないからです。この実験の場合重さだけを変えなければなりません。しかしこのままでは大きさも極端に違うので、それによる空気抵抗も大きく違ってしまいます。この実験の結果は何が要因になっているのかを確かめるには重さ以外は一致させなければならないのです。
生徒たちはこんな事は全く気にもせず、紙で作った小さい玉とビー玉をぎっしり詰めた大きな玉を作りあげて実験を始めようとしていました。
「まぁ、小学生だし対照実験なんてことはわからないよね……。」と思っていたその時、ある男の子が
「これ本当は大きさ同じにしなきゃダメだよねぇ!」と言ったのです!そうすると周りの子達もあぁそういえば確かにそうだね!と同意の声があちこちから出てきたのです。
驚きと同時に鳥肌が止まらなかったです。(本当に!)
この光景を見て、全員で1つのことを考え、正解に導いて行こうとする素晴らしい環境に小学生の時からいられるなんて本当に羨ましいと感じました。私は中学3年の夏からクセジュにお世話になっていたのですが、なんでもっと早く入塾しなかったのだろうとこの授業を見ていて感じました。その環境にいたらどれほど成長することができたのか、どれほど考えられる人間になれたのかを考えたらとても悔しくやるせない気持ちが湧き上がってきました。
4年生はあと5年半、5年生はあと4年半、6年生はあと3半年。クセジュにずっと通い続けてほしいと思います。
彼らに、また授業させてほしいな!と思えた素晴らしい夏期講習でした。