確率の確率を求める式は?

クセジュの日常

(最終更新日

こんにちは、佐々木です。
先日、確率についての授業を行いました。
その後生徒からのコメントペーパーを見ると、
「もっと他にも色々な確率を調べてみたい」
「確率を求める計算方法を知りたい」
などの感想が挙がっていました。
その中で私の目に留まった質問がありました。
「確率の確率を知りたい」

多少言葉足らずの質問ですが、ふと授業の中で私がさりげなく言った言葉を思い出しました。
サイコロで1の目が出る確率は6分の1だけども、6回やったからといって、必ずその間に1が出るというわけではないよ……

もしやこの生徒の言っているのは、6分の1の確率を6回試行した時、それが
起きる確率はどのぐらいか?
と言うことなのかもしれない。だとしたら、この質問はなかなか鋭い!

授業はあくまで確率の導入だったのであまり数式は多用しませんでした。
が、上記のような確率は当然計算で出すことができます。

という式になり、その値は大体66.5%となります。

このようにして、確率の確率が出たわけです。
自分の疑問を数式によって解明する。これぞ、数学の醍醐味です。
その意味でも、まずはみなさんの疑問、これを大切にしてくださいね。