温かい日が続き、すっかり春らしくなってまいりました。クセジュでは3月から新学年としてスタートを切りましたが、年度の始めの保護者会を4月13日(土)に実施しました。
今回お伝えしたのは以下の4点です。
①中1でやってくる山場とは?
生徒の声から見る「中1で大変だったこととその乗り越え方」
②クセジュでしかできないこと カリキュラム紹介と身につけられる6つの力
授業を最大限に活かす「クセジュ流AL法」
③子ども・親のタイプ別「子供を伸ばす親の関わり方」
④中1の今後の予定
特に参加者のアンケートでご好評いただいたのが②と③でした。今回のブログでは②を中心にお伝えしようと思います。学習塾、といっても数多くある中で「クセジュだからこそ身につけられる力」とは何なのか?を講師陣が熱く語りました。
クセジュはもともと「社会に出たときに活躍する人材を育成する、そのために生徒たちに必要な教育を行う」という理念のもとに設立された塾です。だからこそカリキュラムや勉強のアプローチ法も他の塾と異なります。すなわち「社会に出たときに必要になる力」から逆算されてできたカリキュラムに従ってクセジュの授業は成り立っています。クセジュではそれらの力を6つの項目にまとめまています。
A 知識の定着と根本理解
B 身につけた知識を組み合わせて応用する力
C 思考力
・状況判断力(場合分け能力)・想像力(視点切り替え力)・抽象 化力等
D 読解力
E 説明力
F 独自の発想力
A、B、Cは現在の入試でも問われる力ですが、特に2020年度に行われる大学入試改革ではD、E、Fの力が大切になります。ABCの力の先、DEFを涵養していくことが今子どもたちに求められているのです。
6つの力を伸ばしていくのがクセジュのカリキュラムですが、保護者会ではクセジュでしかできないことの例として国語で扱う『動物農場』をお話ししました。理想の社会を作ろうとした動物たちの国が、いつのまにか独裁国家へと変貌してしまうまでを描いた物語です。権力機構に頼ると安定を得ることができますが、一方でそれが過ぎると各個人の自由が阻害されてしまいます。その両者のバランスをとる必要がありますが、授業ではそういったことを学びながら「どこをどうしていればバッドエンドを避けることができたのか」を自分たちで話し合ってもらいます。そうしたディベートや作文を通じてDEFの力が育まれていくのです。
学校で学ぶことをさらに掘り下げて学び、子どもたちの好奇心と学問への畏敬の念を育むこと。かつこれからの社会で求められる力をきちんと育んでいくこと。そして授業を最大の学びの場とするための授業の受け方を身につけること(ご興味のある方はHP内記事「成績が伸びないのは思い込み!」をご覧ください)。そういったクセジュの一連の指導を保護者会ではお話しいたしました。
話は変わりますが、先日こんなお電話をいただきました。「同年代で昔クセジュに通っていた人は生き方に芯があると感じた。だから子供を入れたいと思っている」。得点の取り方を伝えることも大切です(もちろんクセジュでも伝えます)。しかしそれ以上に子どもたちが生涯に渡って活用できる力をつける教育を私たちは続けていこうと思います。
保護者会では他にもさまざまなことをお伝えいたしましたが、もし気になる点がございましたらいつでも教室におとい合わせいただければと思います。