クセジュ中学部・中1 |
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中1学年責任者 松岡優太朗 クセジュの夏コンセプトは「探求」です。 この夏は「知っている」と思っていたものの歴史・背景を学んでいきます。日常的に私たちが目や耳にしているものや今まで疑問を持たずにただできるようにしてきたことには必ず起源(ルーツ)があり、それらは私たちの想像以上に刺激的で奥深いものです。 例えば国語では古文を通じて日本語の歴史を掘り下げ、数学では方程式を通して数学の歴史を学んでいきます。「本当にこれも勉強なの!?」と思ってしまうような題材や「こんな解き方があるなんてすごい!」と思わせる意外な切り口で「勉強への視点(勉強というものの捉え方)」を一段階上に引き上げ、夏の間に「本当に好きな教科」を発見します。 一方、そうした背景学習に求められるのが根本理解。これらのカリキュラムを通して1学期の復習も行っていきます。例えば古典に触れることで現代文法の復習も可能ですし、方程式を通じて数学の歴史を紐解きながら、計算の手順の変遷を根本から学び直すこともできます。 このように、この夏は物事の“裏側”を覗き、探求していくことで、各教科の内容の本質的な理解はもちろん、見落としていた部分の再発見をし、学力の確かな定着に繋げる授業を展開していきます。 |
中1カリキュラム
前期 | カリキュラム | 身につく力 |
国語 | ほんとうは面白い古文 | ●歴史的仮名遣い、古文を読む知識 ●歴史と現在のつながりを見つける力 |
数学 | 方程式で古代数学書を解き明かす | ●方程式の計算 ●文字式の利用 ●式の作り方 ●文章題の考え方 |
英語 | 記述式文法レビュー | ●これまでに学んだ文法事項の総整理 be動詞・一般動詞・複数形 命令文・形容詞・副詞・前置詞 |
理科 | 光の謎にせまる | ●光の反射・屈折の基本原理 ●凸レンズと光がつくる像の作図方法 ●光に関する応用的視点 |
社会 | 世界の諸地域の研究 | ●中1らしい研究の方法 ●世界の様々な地域に関する知識 |
後期 | カリキュラム | 身につく力 |
国語 | 日本文学の冒険 | ●表現の効果に注目して文章を読む力 ●美しい日本語表現を使う力 ●日本文学の魅力を味わう力 |
数学 | 関数の世界の探求 | ●関数の意味 ●座標の意味と使い方 ●比例と反比例の考え方 ●方程式の計算の復習 |
英語 | 一般動詞(三人称単数形)を究める | ●一般動詞(三人称単数形) を根本から理解し、応用できる力 |
理科 | 光の謎にせまる | 7月夏期講習と連続したカリキュラムです。 |
社会 | 世界の諸地域の研究 | 7月夏期講習と連続したカリキュラムです。 |


中1・国語 7月 ほんとうは面白い古文
平安、鎌倉、そして江戸。小学校で教わったけれど、いったい昔の日本はどんな様子だったのだろう?奇妙な笑い話、うっかりものの僧侶、命をかけた戦い、仏への信仰……古文のなかには、教科書ではわからない当時の人々のリアルな生活と声が残っています。苦手分野となりやすい古文知識を先取り習得しつつ、暗記ではなく歴史を「読む」「イメージする」ことで知識を身につけるエピソード日本史の世界を楽しみましょう。クセジュ国語を代表する根本理解型授業です。
中1・英語 7月 記述式文法レビュー
夏期講習では今までに目にしたありとあらゆる前置詞を用いた表現に対し、「なぜそのような形になっているか」を理解していきます。「atは『点』」等、前置詞ごとのイメージを持つことはもちろん大切ですが、それ以上に「そのイメージを使ってどのように表現を解釈するか、例えばat nightはなぜ「点」のイメージを持つatが用いられているのか、を理解することが重要です。暗記の英語から思考の英語へ、その第一歩を踏み出しましょう。
中1・理科 8月 光の不思議
自然界における大きな謎の一つ、それが『光』です。例えば足湯に浸かった自分の足が妙に短く見えたり、虫眼鏡の向こうに見える景色が逆さまに見えたりするなど、誰もが一度は経験したことがあるでしょう。これらは全て光の仕業なのです。授業では光の基本性質や根本原理を理解した上で、これら不思議な現象の仕組みについて考えます。そして楽しみながら思考力、特に〝想像力〟を鍛えていきます。
中1・社会7,8月 世界の諸地域の研究
この夏、みなさんには海外旅行を想定した旅行ガイドを作ってもらいます。ガイドには何を載せましょう?魅力的な観光地、食べ物、イベント・・・それだけではありません。どのような服を着ればよいか、危険な場所は、どうやって巡ればよいか・・・自分の興味ある国や地域を取り上げ、読者にその魅力を伝えましょう。伝えるためには、内容だけでなくレイアウトも重要です。あなただけの独創的なガイドを作成してください。