どんな言語も言葉のもつ「イメージ」が大切

どんな言語も言葉のもつ「イメージ」が大切

~小学部エレメンタリーイングリッシュ~

 今回は我孫子教室のエレメンタリーイングリッシュの授業にお邪魔しています。

 授業を担当するのはクセジュ英語科の責任者である鈴木健太先生です(クセジュには“鈴木先生”が複数名いるので、今回は“健太先生”と呼んでいきます)。

 ちなみに、健太先生は英語の「語源」や「イメージ」を大事にするとともに、「発音」にもとことんこだわる先生です。

 今日の我孫子教室はエレメンタリーイングリッシュのベーシッククラスとスタンダードクラスの授業がありました。

 ベーシッククラスはいわゆる「初心者向けクラス」です。

 しかし、1年近く英語をやってきたこともあり、初心者という雰囲気は全くありません。

 元気に、しかも上手に英単語を発音する姿がとても印象的でした。

 健太先生の個性的なイラストに子どもたちは大笑いしながらも、そこに描かれた口の形を真似て発音の練習をしていました。

 そして、基本と大事にしながら、ちょっと応用的なことにもチャレンジするのがスタンダードクラスです。

 一般的に小学生の英語は「とにかく英語を使って楽しむ」ことが重視されます。

 クセジュのエレメンタリーイングリッシュも楽しい授業が大前提です。

 しかし、楽しむとともに単語テストや構文テストなどを実施し、知識をしっかりと身につけることも大事にしています。

 

 授業の中では「前置詞」のイメージを説明していました。

 小学生のうちに言葉のもつ「意味」だけではなく、「イメージ」を理解することはとても大事だと思います。

 大きくなると、どうしても辞書に載っている意味で言葉を理解します。

 しかし、言葉の本質は「イメージ」にあるのです。

 むしろ、その言葉のもつイメージが理解できれば、辞書に載っているたくさんの意味を覚えてなくても応用が利くのです。

 さらに授業では様々な国で使われている英語のことわざを使って、その国の文化や考え方も学んでいました。

 健太先生が紹介したことわざは、難しい単語も出ているし、文法だってそこまで習っていないだろうし大丈夫なの…と心配になりました。

 しかし、生徒たちは知っている単語を駆使し、さらに健太先生の出すヒントから初めて見る単語の意味を想像し、みんなで協力して日本語に訳していました。

 どちらのクラスも、(英語の専門家ではない私から見ると)けっこう難しい事にもチャレンジしていました。

 でも、どの生徒もそれが難しいことだと思わずに、楽しいから、そして知りたいから一生懸命やっているのがよく伝わってきました。

宮崎 和基