新中1(小6)冬期講習(中学準備講座)授業レポート

 年内最後の授業日は江戸川台教室に来ています。

 前回は算数の授業をレポートしたので、今回は国語の授業にお邪魔しています。

 江戸川台教室の国語を担当しているのは、オンライン授業も担当した柳通先生です。

 国語の授業では「正確に読む」がテーマでした。

 

 普段のクセジュの国語では、問題の解き方を細かく教えることはほとんどありません。

 むしろ、文章に書かれていることを楽しんだり、その文章から何が学べるかを想像力や推察力、さらには語彙力も動員しながら読んだりすることを重視しています。

 

 今回の冬期講習では、これまでに学校や塾で学んできた、自分なりの「読み方」を使って問題を解くことで、改めて自分が「正確に読めているのか」を確認しています。

 先生が話をしている時は和気あいあいとした雰囲気でしたが、いざ問題に取り組む時は生徒たちも真剣でした。

 私もクセジュで国語を教えているので、生徒たちがどんな答えを書いているのかをついついのぞいてしまいました。

 普段は「問題の解き方」といった技術的なことは教わっていない生徒たちも、先生の考え方のプロセスを聞きながら、その多くが正解にたどり着けたようです。

 

 これから中学校に進学する子どもたちにとっては少し先の話になりますが、高校入試や大学入試の国語の問題はここ数年で変化してきました。

 昔は「傍線部の周辺」をちょこちょこっと読めば、だいたいの問題は解答できました。

 しかし、最近の問題は「傍線部の周辺」を解答の根拠として使うことは少なくなりました。

 全体を通して筆者が何を言っているのか、問題作成者は何を答えさせたいと思っているのかという、やや抽象度の高い内容について考える力(想像する力)が求められています。

 そのような意味では、この冬休みに文章全体を読むこと、設問の意図を考えることを経験しておくことは良い事だなと思いました。

 宣伝になってしまいますが…、2月の中学準備講座はまさにクセジュらしさ全開の国語の授業があります。

 こちらでは、文章をたっぷりと味わい、楽しむ授業を実施する予定です。

 期待していただければと思います。

宮崎 和基