2021合格者対談 & インタビュー集

合格者インタビュー

(最終更新日

▶︎ 2021 合格者対談 PART①


〝 本質 〟を考えるようになった

─ 早いものでもうすぐ高校入学ですね。改めておめでとうございます。二人とも小学生のときから通ってくれましたが、どうでしたかクセジュ生活は?

松村:他の人も必ず言っていることだとは思いますが、色んなことに興味を持たせてくれる授業がいつも楽しみでした。受験が近くなってもそういう部分は変わらなかったのでありがたかったですね。

上田:知識の詰め込みではないところが良かったです。とにかく根本を深く理解することの大切さをどの先生からも力説されていたので、自然にそういう学び方になったと思います。

松村:そうそう、何かを覚えるにしても、その背景や派生する事柄を教えてくれるので、覚えるというよりは理解していたので、頭に残りやすかったんですよね。

─ イイこと言ってくれますね。確かに思い返してみれば私たち講師は「覚えなさい」なんて言わないもんね。

上田:それは言い過ぎです(笑)。

松村:まあ要するに本質さえ理解していれば自然に頭に残るでしょ、ということだったと思うんですよね。実際その通りですし。

─ うまく表現してくれましたね。本当にそう。例えば二人とも数学が好きだったけど、定理などの知識をうまく引き出して使えるのも、最初に自分で手を動かして悩んで証明したからこそじゃないですか。そうやって原理原則を根本から理解することが大事なんだよね。

〝 得意 〟に目を向けてもらえた

上田:その数学なんですけれど、もともと好きだったものを後押ししてもらえたのはとても感謝しているんです。

─ というと?

上田:普通だったら、不得意な部分を補強するように指導されるじゃないですか。でもクセジュでは好きな部分をとことん伸ばすことを奨励してくれたので、数学は確固たる武器になりました。

─ これからの時代、自分の得意分野を持っている人が強いからね。それに自信を持てる教科が確立されれば、苦手に向き合う余裕も生まれやすい。

上田:質問にいっぱい答えてもらってありがとうございました。

─ 佐々木先生がボヤいていましたよ。上田君が「どうっスか」と言いながら持ってくる数学の質問がどんどん難しくなってくるって(笑)。

松村:僕の場合は得意というか色んなことに興味があるタイプなんですけれど、家で腰を据えて勉強するのが苦手だったんですよね。

─ ある意味「受験勉強が苦手なタイプ」なのかもね。でもその代わりに、興味を持ったことは納得できる色んな先生とトコトン議論していたよね。時には我々も気づかない部分まで考えていて、我々の勉強になることもあった。本来の意味での学問の研究に向いているんだよ。だから必要以上に「ああしなさい、こうしなさい」とは言われなかったでしょ?

松村:僕があまりにサボっていたときに言われましたが(苦笑)。

─ クセジュ指導の基本的なスタンスとしては、本来その子が持っている良い面を最大限に成長させてあげたい。だから広い意味で「得意を伸ばす」ことを意識しているんです。

アドヴァンストで目覚めた

─ 二人とも難関校を目指す中3アドヴァンストクラスで勉強していましたが、中1から中2にかけてのアドヴァンストクラスは直接入試を目標にしたクラスではありませんでした。そのときの授業で印象に残っていることは?

上田:理系総合講座で「錐の体積」についてやりましたよね。あれは本格的に数学に目覚めるきっかけになりました。

─ 小学校算数で「錐の体積=底面積×高さ÷3」と習うけれど、覚えるしかなかった。でもそれじゃ味気ないから部分的に高校の計算を学んで、公式を導こうという探求の授業だったね。

上田:これは面白いなと思って、もっと先を知りたいということで数検の勉強を始めたんです。

松村:僕は文系総合講座でディベートを頻繁にやったことで論理的思考力がとても鍛えられたと思います。

─ 例えばどんなテーマで?

松村:身近ないじめや偏見など現代社会の問題もありましたし、ゲーム理論や伝統的価値観についてなど、とにかくネタに事欠かない感じでしたね。毎回めちゃくちゃ面白かったし、ためになりました。

─ ひと言で言えば「教養」の授業ですね。まあ入試には直接関係ないと言えばそれまでですが。

上田:いえ、そうでもないですよ。実際に大学入試の国語(論説文)のテーマになっていたりして、実際に解いてみる回もありましたし、難関高校の入試でも「これ、聞いたことある」と役立ったりしましたよ。

─ おお、それはよかった。ハイレベルな学校ほど様々な方面にアンテナを張った生徒を欲しいと思っているのがわかるね。

松村:さすがに中2理系総合講座で悪戦苦闘しながら計算した相対性理論は入試でお目にかかれませんでしたが。

後輩へのメッセージ

─ 最後に「後輩へのアドバイス」をお願いします。

上田:得意分野を伸ばして下さい。あとは言葉を大切にしてほしいと思います。どんな勉強をするときも「言葉の定義」から始まります。その言葉の意味を正確に調べて根本を理解し、正しい理解を積み重ねてほしいです。

松村:持続可能な「自分なりの勉強法」を見つけてほしいですね。クセジュAL型学習法を軸にすればそれができると思いますので、ぜひ頑張って下さい。

─ お二人とも、ありがとうございました。

 

▶︎ 2021 合格者対談 PART②

やっぱり一番の魅力はコレ

─ 合格おめでとうございます。二人とも志望校はどのように決めましたか?

廣橋:塾の「高校紹介イベント」で興味を持ったのがきっかけです。実際に見学して気に入ったので、目標は高くということで決めました。

若松:僕も先生方や卒業生の先輩の話に触発されて、自分がどこまでやれるか挑戦したくなりました。

─ クセジュでは中2のときに、「職業紹介」「大学紹介」などがあるけれど、そのうちの一つだね。

若松:授業外のイベントも充実しているのがクセジュの魅力の一つですよね。学年全体でのイベントの他に教室ごとにもあったりして。希望者で大学を見に行ったのは楽しかったなあ。

廣橋:そうそう。小学生のときはもちろん、中学生になってからも遠足に行ったりした記憶があります。でもやっぱり普段の授業が一番楽しかったです。

─ どのようなところが?

廣橋:雑談(笑)

─ 卒業生みんなそういう言い方するけれど、雑談じゃなくて「背景知識」ね。

若松:もちろんわかってますよ。一見、脇道にそれたようで、ちゃんと元の話につながっていたから理解しやすかったし、本番の入試でも役立ちました。

廣橋:いわゆる試験というものを抜きにしても、純粋に興味深い話が多かったです。本当にただの雑談だったときもありましたが(笑)。

若松:僕たちの質問から発展して、結果的に議論になったりするのも面白くて、どちらかというと授業というより話し合いみたいな雰囲気でしたね。

廣橋:勉強する内容に対して僕たちが興味を持てるように、先生方が毎回の授業でいろんな工夫をしてくれていました。やっぱりそこがクセジュ最大の魅力だと思います。

ライブ配信授業で新境地

─ 思い返せば、中3の幕開けはまさかのオンラインでしたね。特に2学期の君たちのクラスでは5教科中、3教科がライブ配信授業だったから大変じゃなかった?

若松:むしろ結構良かったと思いますよ。一方的に聞く授業でなく相互に反応し合う形式で理解しやすかったし、チャットで記述の添削もしてもらえたので。

廣橋:国語と英語では、画面上で先生がテキスト本文に直接線を引いたり、ポイントを書き込んだりするので、それもわかりやすかった。

若松:しかも、その瞬間書き写さなくてもスクリーンショットで保存しておけますしね。一言でいうと効率的でした。

廣橋:移動時間がなくてよいとか、そういうことよりも、授業内容の面で多くの利点があったと思います。

─単に発信するだけでは録画授業と変わらないから、対面授業にも負けない双方向のやり取りと、対面にはないメリットを持たせようと研究した甲斐がありました。準備はとても大変ですが(苦笑)。

最高の学び方とは

─ 受験勉強に限らず、学ぶ上で気を付けていたことは何ですか?

廣橋:どの教科でも基本の知識が大切です。ただ3年分ともなると量が多いので、知識はノートやプリントなどに分散させず、一極集中させて頻繁に触れるようにしていました。

若松:僕は少しでも疑問があれば興味を持って調べ、それでも解決しないものは先生に必ず質問していました。たまに調べもせず質問して追い返されたりしましたが、調べた上で質問すると、とことん付き合ってくれるので、とても理解が深まりました。

─ どちらもまさにクセジュで提唱している基本の勉強スタイルですね。

─ 最後に、これから受験生になる皆さんへアドバイスをお願いします。

廣橋:受験が近づくと、だんだん復習に手が回らなくなったり、勉強すればするほど知識の穴が見つかったりします。そこで焦って闇雲に問題を解きまくるのではなく、身近な先生に相談しつつ自分に必要な事を見極めて実行して下さい。

若松:クセジュに通って先生に言われたことを忠実に守っていれば志望校には受かると思います。でもそこからさらに意欲的に学んでいくためには、自分なりの工夫を取り入れ、時には先生の助言とは違うことを行うことも必要かもしれません。とにかく試行錯誤して自分なりの学び方を身につけることが一番大切だと思うので、ぜひ皆さんも頑張ってください。

 

○ 2021年 合格者インタビュー集
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