2022年最初の対面授業は新松戸教室に来ています。
お正月明け久しぶりの塾ということで、生徒たちも心なしかいつも以上に楽しそうです。
算数の授業は池村先生が担当しています。
池村先生はクセジュの理数系の責任者もしていますが、私がすごいと思うのは自分で数学の問題を作ってしまうところです。
しかも、それが仕事としてというよりも、趣味で問題を作っているのが、数学が苦手だった私にとっては驚きです。
冬期講習の授業も後半に入り、ちょっと難しめの問題にも挑戦しています。
ここでは面積の比の問題を扱っていました。
この分野は中学生になっても苦手な生徒が多いです。
実際に、中3の生徒がこの時期に同じような問題を質問しているシーンをよく見かけています。
少し難しい問題に取り組む前に、先生が基本事項を確認してくれました。
要はこの基本をどこかで使えばいいのですが…
それが分かれば数学は苦手になっていません!
しかし、そこはさすがベテランの池村先生です。
基本的な考え方をどこで使えばいいのかも、それとなくヒントをにおわせてくれました。
そのヒントが功を奏したのか、先生に質問する生徒も出てきていました。
問題を解いていて気がついたことを、生徒たちはどんどん指摘していたことに感心しました。
算数、さらには中学校から始まる数学を学ぶときに、「問題を切り分けて考える」という発想が非常に大事です。
今回の問題も、パッと見ると難しそうに思える問題でした。
でも、図形を切り分けて考えると、結局使うのは基本的な考え方でした。
これは、数学だけではなく日常生活の中でも使える考え方です。
とてつもなく大きな問題、こんな問題は自分では解決できないかもしれない、と思ったものでも、切り分けて考えることによって解決の糸口が見つかる、なんてことはよくあることです。
などと、偉そうに数学について書いてしまいましたが、私自身が中学生時代にこのことに気がついていれば、もしかしたら数学は苦手になっていなかった(得意にはならないにしても)かもしれません。