沈むか、進むか。 クセジュ、本気のダンボールイカダCUP参戦記

クセジュ 印旛沼ダンボールイカダCUP
2026年、クセジュはついに出場しました。
その名も、印旛沼ダンボールイカダCUP

ダンボールとガムテープだけでイカダを作り、印旛沼を進む。聞いただけで、もうワクワクしてしまう大会です。
きっかけは、我孫子教室の生徒がこの大会に参加することでした。

「そんな面白い大会があるのか」

「それなら、先生たちも出てみたい」
「いや、出るなら本気でやろう」
ということで、我々クセジュも急きょ参戦を決定。
クセジュ 印旛沼ダンボールイカダCUP
出場したのは、松岡・鎌形・健太の3名。
チーム名は『塾クセジュ 本気のイカダ部』
船の名前は、ワンチャン・チャンピオン号です。

しかも、服装はスーツ。

普段、授業をしているときの正装で挑みました。なぜなら、沈まない覚悟で行ったからです。
会場では、たくさんの方に声をかけていただきました。
「その格好で乗るの!?」
「スーツで!?」
「それは沈まなきゃね!」
……すでに、期待されている方向が少し違います。
しかし、私たちは本気でした。

今回のコンセプトは、物理学的に最適な設計の筏。
ただのダンボールイカダではありません。
浮力、重心、船幅、水の抵抗、乗船人数、役割分担。
どうすれば沈みにくいのか。どうすれば速く進むのか。
どうすれば、限られた材料の中で最も合理的な船になるのか。
考えました。
実験しました。
悩みました。
また考えました。
模型を作り、水に浮かべ、動きを見て、改良する。船首の形を考え、船幅を考え、乗る位置を考える。「これはもう理科の授業ではないか」と思うほど、真面目に取り組みました。

そして、物理学的に最適な船を追求した結果、私たちがたどり着いたのは…
よく見かける、何の変哲もないボートの形でした。
もっと尖ったデザインにしたい。もっと目立つ形にしたい。もっと派手にしたい。

そんな気持ちはもちろんありました。
しかし、速さ、安定性、浮力、重心、水の抵抗。
ひとつひとつを真面目に考えていくほど、奇抜な形は削ぎ落とされていきます。

結果として生まれたのは、あまりにも“普通”な船。
けれど、その普通さこそが、私たちが本気で考えた証でもありました。
目立つための船ではなく、勝つための船をつくる。
そういう気持ちで、ワンチャン・チャンピオン号は完成しました。
そして迎えた本番。

スーツ姿の大人3人が、ダンボールの船に乗り込む。
印旛沼の水面に、静かに船が浮かぶ。
会場の視線が集まる。
応援に来てくれた生徒たちも見ている。
保護者の方々も見ている。
先生たちは本気です。
あとは進むだけ。
沈むか、進むか。
その瞬間、私たちの学びの成果が試されます。
結果は

沈みました。

 それも、なかなか見事に沈みました。

そしてその沈没シーンを、運営公式Instagramで取り上げていただいたところ、なんと現在、再生回数は3万回超え。
公式Instagramの中でも、現在最も再生数の多い記事になっていました。

勝利は逃しました。
しかし、再生回数は取りました。

ワンチャン・チャンピオン号。
名前の通り、どこかでチャンピオンにはなったのかもしれません。

ただし、物理学的に最適な設計を追求した結果、最も多くの人に見られたのが「沈む瞬間」だったという点については、今後の研究課題としたいと思います。

けれど、不思議と悔しさだけではありませんでした。

設計を考え、実験し、改良し、また悩む。
その過程で、私たち自身が本気で学びました。
うまくいくかどうか分からないことに挑戦する。
失敗する可能性を引き受けながら、それでも考えて、手を動かして、楽しむ。
そして最後は、思いきり沈む。
これは、まさに学びそのものだったように思います。

クセジュが大切にしているのは、知識をただ覚えることだけではありません。
問いを持つこと。
考えること。
試すこと。
失敗すること。
そして、そこからまた考えること。
今回のダンボールイカダCUPは、そのすべてが詰まった一日でした。
“センセイ”自身も、学び手であること。
大人が本気で考え、本気で挑み、本気で楽しむ。
その姿を、生徒たちに見せられたことが、何より大きな収穫だったように思います。
船は沈みました。
でも、学びは沈みませんでした。
むしろ、印旛沼の上で、しっかり浮かび上がった気がします。
来年、もしまた出場するなら。
次こそは、もう少し長く浮いていたいと思います。
ワンチャン、チャンピオンを目指して。
我々の戦いの記録はこちら
https://www.instagram.com/reel/DYJBi3Nzwv-/
🟡 印旛沼ダンボールイカダシップ 公式Instagramアカウントより
クセジュ我孫子責任者
松岡 優太朗
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