中1中2サマースクール2021

イベントレポート

(最終更新日

  8月6日、7日に中1,中2の生徒を対象にサマースクーを実施しました。
サマースクールと言えば、クセジュの伝統である夏の行事です。「通常授業ではさすがにそこまで行うのは難しい」そのような特別な講座を毎年実施してきました。そして今年のサマースクールは……
クラウドファンディングです!!

 クラウドファンディングと一口に言っても色々ありますが、今回生徒がチャレンジしたのは「寄付型」のクラウドファンディング。イベントを企画し、そのイベントに賛同してくれた人にイベント運営の資金を拠出してもらうというモデルです。
 「中学生にそんなイベントの企画なんてできるの……?」と、半信半疑のあなた。それが、できちゃうんです。そこがクセジュ生のスゴいところ。ということで、我々講師も眼からウロコの素晴らしい企画が出来上がるまでの軌跡を、ダイジェスト形式でお届けしたいと思います。

○ 1日目  クラウドファンディングとは何かを学び、支援されている企画を知る
 サマースクール初日はオンラインでの開催でした。生徒たちは午前中にクラウドファンディングの概要や歴史を学ぶ講座を受け、その上で「いま、どういった企画が支持を集めているのか」を実際に掲載されている企画を見ながら学びました。
 では実際、どんな企画が支持を集めているのでしょうか? そのポイントは以下の二つです。
①熱量
②貢献意識
 周りを見渡してみると、困っている人や場所がたくさんあります。そうした状況を「なんとかしたい」という熱い想いが人々を動かしているのです。そんな現状を知った上で午後は企画を作る練習です。今回は例題として「誰かを笑顔にする企画」を考えました。
「みんなが笑顔になるのはどんな時?」
「その笑顔になる時を実現するためにどんなことをする?」
「それを実施する上でどんな課題が考えられる?」
「その課題の解決策は?」
こうした質問を投げかけながら、返答をピックアップして生徒に投票してもらい、少しずつ企画を作り上げていきました。そうこうして、出来上がったのは「各国の言葉で歌をうたってもらい、それをつなげて一つの動画にする」という企画。初日は練習の意味合いもあったので実現可能性や予算といった細かい部分には踏み込みませんでしたが、なかなか魅力的な企画です。そしてこの練習を踏まえて、2日目。生徒たちは驚くべき企画を次々と生み出してくれたのです!!

○ 2日目  実際にイベントを企画してみる
 2日目に関しては、あれこれ言うよりも出来上がった企画を紹介した方がわかりやすいと思いますので、ここで一挙に大公開したいと思います。チームは8つあったため、全部で8つの企画です。
1.「流山みりん」を知ってもらうための企画展を実施したい
2.様々な事情で教育を受けられない中学生のためにオンライン授業企画をしたい
3.花壇を作っておしゃれにCO2対策をしたい
4.手賀沼の水質改善をしたい
5.フードロスをなくすため、事業者同士のマッチングアプリを開発したい
6.放置林の木材を利用してウッドカードを作成し、配布するイベントを実施したい
7.スケートボードを広めるため、自分たちで「スケボーパーク」を作りたい
8.地元商店街のお店と協力してお弁当を配布するイベントを実施し、地域を盛り上げたい

いかがでしょうか。熱意と社会貢献意識に溢れたイベントの数々です。これらの企画は予算や段取りといった具体的な部分まで考えられているので、これから実際にクラウドファンディング会社に掲載の申請をしていきます。掲載前に審査もあるため、全ての企画が掲載されるとは限りませんが、どの企画も本当によく練られたものだったので、どうなるか非常に楽しみです。

最後に、今回のサマースクールに参加してくれた生徒たちの感想を一部お届けします。
○ 楽しかった!!
○ サマースクールが始まる前はクラウドファンディングがどのようなものか知らなかったしあまり興味がなかったけど、イベントを通じてクラウドファンディングに興味を持てました。いつか自分でもやってみたいと思います。
○ 面白かったし、まだやったことがないことだったので新鮮で楽しかったです  ありがとうございます。
○ 今日のライブ配信を通して将来に役立つ様々なことを初めて知ることができ、長い時間が短く感じました。


 では、次はこの企画たちの申請が終わったころにまたブログでお会いしましょう!

クセジュ中2学年責任者 : 土肥 槙太郎