花の便りが聞かれる頃となりました。クセジュではこの時期、中学1年生のイベントとして遠足があります。今年の遠足は「これからのクセジュの授業が2倍楽しくなる遠足」。彼らがこれから学ぶクセジュのカリキュラムで登場するものに由縁のある場所をめぐる遠足でした。しかしただ集まって、ただ目的地に行くだけでは面白くありません。クセジュの遠足は学びと遊びが融合して子供達の好奇心を刺激する遠足になっています。
午前中 謎を解きながら、目的地を解きあかせ!
午前中はまず「自分たちがどこに向かわなくてはいけないのか」を判明させるために「ナゾトキ」にチャレンジ。そう、参加する生徒が目的地を知らないミステリーツアー形式の遠足なのです。謎が解ける毎に目的地のヒントを獲得していきます。
目的地がわかったら、今度は「そこにどうやって行くのか」を地図と路線図を使って確認します。目的地は複数あるので、「どの順番で巡るのか」も考えなくてはなりません。遠足終了までの限られた時間の中、どう巡ると効率がいいのかまで考慮に入れながらプランを練っていきます。もちろん、インターネット検索は禁止。自力で考えてもらいました。
当日は都内地下鉄1日乗車券を使用して各場所を巡りました。
午後 目的地を巡り、ミッションを達成してポイントを獲得せよ!
お昼ご飯を食べた後は、午前中に決めたルートに沿って目的地に向かいそこの場所毎に定められたミッションを達成します。今回の遠足は教室対抗戦。ミッションを達成し多くのポイントを獲得した教室が王者です。景品があることを伝えると、皆が俄然やる気になっていました(笑)
さあルートを決めて出発!しかし予想外の出来事が起きるのが人生。電車で向かっている最中に「ボーナスステージ」の情報が開示されます。そこにたどり着けば、さらにポイントが加算されます。突発的に開示されたボーナスステージを周るかどうかを考えなくてはいけません。その場の対応力が求められます。
生徒たちにはチャレンジャーな生徒も多く、できるだけ周ろうとする姿勢を見せてくれていました。
目的地の一つ、東京大学内の「三四郎池」。ここでのミッションは夏目漱石の『三四郎』のワンシーンを演じるというもの。実際に演じてもらいました。夏目漱石の作品はクセジュの国語のカリキュラムでも多く登場します。
根津神社。重要文化財にも指定されている神社ですが、ここでは千本鳥居をくぐったり祀られている神様の名前を確認したりしました。これから学ぶ『古事記』にも登場する神様です。
ボーナスステージで登場しました。桜田門が目的地になっていただけあり、ここは辿りついた教室も多かったようです。
こうした一連の場所を巡りましたが、遠足で周った場所がクセジュの授業で登場する日を彼らにも楽しみにしていてほしいと思います。様々な観点の力が問われる遠足でしたが、「子どもたちが楽しんで学ぶ」ためのアプローチをこれからも行っていこうと思います。