≪今年度初の小学部保護者会でお伝えしたかったこと≫
去る5月12日の土曜日。柏の葉カンファレンスセンターにて今年度最初のクセジュ小学部保護者会を実施しました。ここ数年は1学期の保護者会を各教室で実施することが多かったのですが、今年度は、あらためてクセジュ小学部で何ができるのかを見つめ直し、各教室で足並みをそろえて取り組んでいくことをふまえ、全教室の保護者の方に一堂に会していただきました。
初めて保護者会に参加していただいた方もいらっしゃったので、会に自然に入り込めるように、クセジュ講師が保護者の方によく相談を受ける「親が心配する子どもの状態」について、ベテラン講師がかけあいをするような形で会をはじめてみました。「ウチの子の字が汚くて何を書いているのかわからないのですが、先生どうしたらいいですか」というような話からはじまり、「何をやっても時間がかかるのですが、このままで大丈夫でしょうか」といったことまで全部で6つのテーマについて、講師がお答えするだけでなく、会場にいらっしゃった保護者の皆さまにも考えてもらいました。結論から言うと、こうした議論でお伝えしたかったのは、今見えている状態ではなく、子どもたちがそのような行動をとる背景に何があるのか、そしてその行動をとることで何を得ようとしているのかを考えてみること(リフレーミング)が重要であるということです。小学生の時期だからこそ、保護者の方々を含めて周りの大人は子どもの状態をできるだけポジティブな視点でとらえることが大切だと思います。
HS(ヒューマン・サイエンス)、NS(ナチュラル・サイエンス)、EE(エレメンタリー・イングリッシュ)といったクセジュ独自の各教科のカリキュラムの紹介とその見どころについての話では、5年生のNSの重要性や英語の発音で何を意識していけばいいかについて、具体例を挙げながらお伝えしました。また、習い事などの関係で普段は単科で受講している場合でも、夏休みは毎日連続して授業があるからこそ、身につきやすい/理解しやすい内容を学ぶカリキュラムになっているので、夏期講習や8月集中授業の間だけでも受講する価値があることは是非お含みおきください。
最後に、会のなかではじゅうぶんにお伝えすることができませんでしたが、クセジュ独自の「個性発掘プログラム」についてもふれておきます。今年度は「発明家養成講座」と題して進めています。この講座を実施している何ヶ月かの間で、「特許」が取れるような発明や現実的に制作できるものを作ることは目標にしていません。それよりも、そのような「大きな発明」につながるヒントやアイディアが閃いたら、それを忘れないように「発明ノート」にメモすることや、閃いたことや思っていることを人に伝わるような「形」にする練習を積んでほしいと考えています。また、この講座を通して身のまわりのあらゆるものが人間の発明によって成り立っていることや、発明やアイディアに関する権利について、何のためにあるのか、その発展の経緯などを理解できるようになることが目標です。6月15日(金)の県民の日には、横浜にある「安藤百福発明記念館(カップヌードルミュージアム)」に遠足に行く予定です。こちらの方も是非お楽しみにしていてください。
クセジュの活動には、保護者の方々のご理解ご協力が不可欠です。
こうした保護者会やこれからはじまる保護者個人面談で、クセジュとご家庭との情報共有を密にしつつ、個々の子どもたちのよりいっそうの成長を育んでいければ幸いです。
今後ともクセジュ小学部にご期待ください。