皆さんこんにちは!中1学年責任者の松岡です。クセジュの中学準備講座、先週に引き続き、今週は理系授業と英語の授業を紹介していきますよ!
理系授業、今回は新松戸教室にお邪魔しました。担当は小瀬戸先生。前回は宇宙の歴史から、私たちと元素の繋がりを学んで行きましたが、今回も引き続き宇宙の話から。
天文学で距離を表す単位、というと皆さんパッと思い浮かびますか?
そう、kmでは莫大になり過ぎてしまうので、「光年」を使い表します。1光年、とは光が1年間で進む距離のことを指しますが、、、なんと計算してみると9兆4608億km!
また他にも使われる単位として、「天文単位」というものがあります。地球と太陽の距離を1とする単位で、1天文単位は1億5000万km。う、kmでは莫大になり過ぎてしまうので、「光年」を使い表します。1光年、とは光が1年間で進む距離のことを指しますが、、、なんと計算してみると9兆4608億km!
とてつもない距離ですね。もうクラクラしてきました(汗)
この天文単位と光が1秒に進む速さ(30万km/秒)を使いながら、太陽の光が地球に届くまでの時間や、太陽から出た光が太陽系の端(45億km)まで届くのにどのくらい時間がかかるのかを計算で求めていきました。
皆さんももし良かったら、次を読む前にちょっと考えてみてくださいね。
正解は・・・
太陽の光が地球に届くまでの時間:500秒
太陽系の端(45億km)に届く時間:4時間10分
1天文単位進むのに500秒。
45億は30天文単位だから、500秒×30で15000秒=4時間10分。
ということは、私たちが確認している太陽の光は「500秒前の太陽の光」であり、過去を見ていることになりますね。
また星空を見ていると、無数の星をみる事ができます。自ら燃えている星「恒星」ですが、太陽に一番近い恒星はどのくらいの距離にあるんでしょうか。
なんでも1円玉を太陽だと仮定した場合、千葉県から青森県くらいの距離になるそうです。そして千葉から青森間は暗黒の空間が広がっている、とのこと。
夜空にはたくさんの星があるのに、星と星の間には果てしない距離があると考えると、不思議ですね。
授業ではこうした宇宙の知識を距離、速さの計算を交えながら学んでいました。
子供たちも、「なんだ、この数は・・・!」「うわぁ、めまいがしてきた」「自分の事がとてもチッボケに見える」など計算をしながら広大な宇宙に引き込まれていました。
距離や速さの計算は苦手にしている生徒も多く、難しい分野ですが「宇宙」と結び付けることで、生徒も非常に楽しそうに計算していました。確かに問題文に出てくる謎の「太郎くん」や「花子さん」の速さを求めるより楽しそうです笑
また我孫子教室の英語授業では「なぜ英語を学ぶのか?」という根本から授業を展開していました。
確かに、ただ会話をするだけであれば自動翻訳機で良さそうです。なんでも最新機種(2021年1月)では0.6秒で翻訳してくれるんだとか。
そういった意味では、「英語を学ぶ意味」を感じにくい時代ですね。
では私たちが英語を学んで、いいことがあるでしょうか?
健太先生いわく、「今日の授業を受ければ、その答えがわかる!」とのこと。
楽しみですね!!
まず英語そのものについての情報を確認していました。
①一番話されている言語はなんでしょう?
これは人数で言えば中国語が最も多くの人々に話されています。一方多くの国、場所で話されているのが英語。
②インターネットユーザーNo,1は英語
ということは、英語で書かれた情報が多いことが分かります。その情報量は日本語で書かれた情報の5倍近くある、とのこと。英語を学ぶことで触れられる情報が増える。
しかし、釈然としません。上記の2つこそ、翻訳機能でも賄える事ができます。
では、なぜ苦労をしてわざわざ学ぶのでしょうか?
「言語を学ぶこと=相手の価値観を学ぶこと」だと健太先生は言います。言語の背景には、その国の文化や価値観が潜んでいます。確かに雨の多い日本では雨にまつわる単語がたくさんありますし、アラビア語では蛇を表す単語は200以上あるそうです。
言語を学ぶことを通じて、相手の価値観を知る。常識の違いやその背景を知り、相手の国の文化を知ると同時に、自分たちの文化を相対化して知ること。
こういった事が他国の言語を学ぶ上で一番大切なことなのではないか、とのこと。
前回の柏教室の村本先生の授業でも、そういった話が出ていましたね。
クセジュのカリキュラムでは、生徒の知的関心を刺激すべく様々な工夫が凝らされていますが、こうした「科目同士でリンクする」事もよくあります。多角的に物を見る、というアプローチで生徒の視野を広げるのです。
その後も健太先生「西洋人と日本人の違い」について様々なアプローチで授業をしていましたが、思わず「なるほど」と唸る事ばかり。気になる方は、ぜひクセジュに足を運んでいただければと思います。
2月も引き続き中学準備講座が実施されます。
「得点を取るだけじゃない、学びの面白さ」を体感したい方、ぜひお待ちしてます!
記者:松岡優太朗