2月に入り、新中1準備講座は国語・数学・英語を開講しています。
本日の中学準備講座レポートは江戸川台教室、国語の授業をお送りします。
舞台は江戸川台教室3階の大教室。
換気のため部屋の仕切りには隙間を空けているようですね。広々とした空間になっています。
お、何やら濱中先生が手を挙げていますね。
濱中「皆さんは、大人と子供にはどんな違いがあると思いますか?」
生徒「はいはーい!」
さっそく手を挙げて答えている生徒がいますね。
この2月に扱うのは、サン=テグジュペリ著『星の王子さま』。
子どもが読んでも面白い、大人が読んでも深い、と有名な小説です。
どうやら、ここから大人と子どもの違いを考えると言うのが、この授業のテーマのようです。
生徒A「大人は好きなだけ遊べる。だが、子どもは遊べる時間が決まっている」
生徒B「大人は勉強をしろと言う。だが、子どもは勉強をしたくない」
生徒C「大人は自立している。だが、子どもは守ってもらう」
みんな、おもいおもいの意見をノートに書き出し、発表しています。
物語からテーマを読み取る前に、まずは自分たちで考えてみる。
そうすることで、後で自分の考えとの共通点や相違点を発見することができる、というわけですね!
さて、本文を読み始めてからも、先生とのやりとりは続きます。
濱中「……ここで主人公は、羊の絵を描いてと頼まれてしまいました。しかし、何枚描いても王子は気に入ってくれません。
そこで、主人公が代わりにあるものを描くと、王子はこういう羊が欲しかったんだと気に入ってくれました。
では、主人公は何を描いたと思いますか?」
生徒たちも今回はう~んとしばらく考えていますが、やがて答え始めました。
生徒D「小さな点を描いて、遠くにいるけどあれが君の欲しがってる羊だよって言う」
生徒E「紙の端までロープを描いて、この先に羊がいるから引っ張ってみてって言ったら?」
なんと、発想がすごいですね!
率先して発言する生徒がいたり、それにうなずきながらメモをとる生徒がいたりと、「自分の意見を言って大丈夫なんだ」という雰囲気がクセジュにはあるのかもしれません。
クセジュの国語授業は「読む力」や「書く力」だけではなく、「文章から考える力」を大切にしているんですね!