ケトジェニックダイエット結果報告!(&勉強に関する3つのヒント)

クセジュの日常

(最終更新日

結果のご報告

 皆様お久しぶりです。すでに前編の話題など忘れ去られているとは思いますが、ケトジェニックダイエットの結果報告をさせていただきます。このダイエットの内容は前編を参照いただくとして、結果的には6月の1ヶ月間これを継続して筋肉量をほぼ維持したまま5kgの体重減となりました。その後は一瞬リバウンドの兆候があったものの、9月3日現在でダイエット終了時の体重を維持しております。

 ちなみに、現在は全く食事制限などしておらず、相変わらず行きつけのラーメン屋にもコンスタントに顔を出しています(ダイエット中は麺&メンマ抜きで注文していましたが、現在は普通に注文しています)し、大好きなスイーツも控えていません。つまり、一つの壁を超えて理想状態に一歩近づいたということでしょう。

 

ダイエットよりも伝えたかったこと

 実は今回のダイエットはオマケ的要素もしくは単なるつぶやきのようなもので、本当にお伝えしたいことは、すでに3年間継続している「筋トレ」への取り組み方が、「勉強」への向き合い方に応用できるということです。前編では、過酷な筋トレをいかに工夫して継続してきたか、事例(画像参照)を挙げました。これらを勉強に置き換えるとどうなるでしょうか。ただし一つ前提としておきたいのは、人それぞれの性格が違うということです。ですからその人に合った方法にアレンジしていく必要があります。ここでは、私池村だったらどうするかという例で話していきます。

 

①他人のススメる方法にとらわれない方法の模索

 わかりやすいところで、漢字や英単語といった基礎知識をどのように身につけるかという話をしましょう。我々を含め多くの大人は、「何度も書いて覚えなさい」と言いますよね。しかしその方法は面倒くさがりな人間にとってはやりたくないもの。自分に合っていない方法でしぶしぶやらされることほど身にならないことはありません。真の目的は何でしょうか。それは漢字や英単語を読み書きできるようになることです。書くことが嫌な私が実際に中学生時代にやっていた方法は、「ひたすら自分をテストする」ことでした。じゃあ結局書くのでは?ということになりますが、私の場合は「エアー書き」つまり空中に書くのです。真剣に身につけようと思ったら、結局書くことに似た行動になるわけです。ただし紙もいらず時間短縮にもなる、何より「面倒な作業をやっていない」という気持ちが精神衛生的に良く、結局は大人が勧める方法に酷似していたとしても素直に続けられたのです。このように、「自分はこの方法で結果を出す」という自信が持てる方法を自ら模索することが肝心なのです。

 

②小目標を達成してから続けるかを決める

 何か小さな成長があると「イケるかも」という気持ちになります。そしてそのようになるまでにはある程度の継続努力があったはず。となれば、「成果があったし、せっかく続けてきたから…」とやめたらもったいない気持ちを引き出せます。ただし気をつけなければならないのは、筋トレはサボったらすぐに筋力が落ちるのに対し、勉強では一度本当に身につけた力は簡単には落ちません。人によってはそれで安心して努力を断ってしまうかもれません。もったいないと思えない場合は性格の問題なので、他の工夫を見つけましょう。また、安心したわけではないけれど、「成果はあったけどこんな努力はもう続けたくない」という人は、無理に努力を続けない選択もアリです。努力して結果も出たのにどうしても嫌という人は、人生単位で早めに勉強以外の道を見出すこともまた大切なことです。

 

③チーム結成は距離感が大切

 チームを結成するメリットは前編で述べました。しかし勉強チームを結成するときには注意が必要です。筋トレの場合とは異なり、「それぞれ単独で行動し、報告し合う」ぐらいの距離感が勉強の場合には適切だと思います。よく図書館や公共施設で集団勉強しているような場面を目にしますが、やっている気になっている場合がほとんどです。「やりさえすればある程度は成果の出る筋トレ」とは異なり、「身につけようとする意志と集中力がなければ効果が薄まる勉強」では、いかに孤独に黙々と取り組むかが重要です。それを促すためのチーム結成であり報告なのです。

 LINE画面を見て下さい。これは私主導で結成したITC(池村体操クラブ)のトレーニング報告です。右側の吹き出ししかありませんね。すなわち、私以外の5人全員(妻とクセジュ関係者)が既読スルーをしているということです。私自身としては毎回ではキリがないので、外で懸垂関係のトレーニングをしたときの報告(ちなみに報告内容についてはワケがわからないと思いますが気にしないで下さい)のみするようにしていますが、「これを読んでいる人間がいる」という事実が重要なのです。この報告に間が空くということは、それを読む人が、「あ、サボり始めたわけね(笑)」と考えることにつながります。そうなってはいけない、と思うような仕組みを自分で作り上げたわけです。他の会員が鍛えていない、あるいはもう情熱がない、などということは関係ありません。あくまで自分が今後も継続的に頑張るための工夫をあらゆる方面に張り巡らせているということが重要なのです。

 ちなみに会員の一人である我孫子教室で中学生全学年の社会を担当している石塚先生だけは何とか現状維持するぐらいには頑張っているようです。

 

 さて、私なりに勉強を継続させるための工夫について述べていきましたが、最も肝心なことは「こうでありたい」という強い願望です。ダイエットにしても筋トレにしても勉強にしても、それが現時点での様々な願望の中で一位とは言わないまでも、三位以内に入るような関心ごとでなければ、そもそも工夫してまで達成しようとは思わないでしょう。

 先日テレビを何とはなしに観ていたら、「夢を持てと言われても困る」というようなことを街頭インタビューで若者が語っていました。たしかにそのような価値観を認めることも多様化の時代を受け入れるために理解すべきことかもしれません。しかし、壮大な夢でなくてもよいから強い願望・野望を何か持つことは、意欲的に生きるために最低限必要なファクターであることも、このような時代だからこその真実ではないでしょうか。