第1回 小学部個性発掘プログラム

5月11日の土曜日。クセジュ柏教室にて、今年度初の講座を午前と午後の部2回に分けて開催しました。

「個性発掘プログラム」は、子どもたちの個性や独創性を刺激し、新たな価値観を創りだす人間を育てることを目標にしてはじめました。前回「芸術や美術」をベースに実施した年度には、とくに自分の「心」を表現する方法を学び、自分の心を表現する術(すべ)はさまざまあることに子どもたち自らで気づくことを目標にしました。加えて、絵を例にあげれば、絵に描いたことをあらためて言葉で表したり、物語としてつむぎだしてみることで、普段の授業との連動性が生まれ、書く力や表現する力の幅が広がるのではないかと考えました。クセジュで身につく6つの力で表わせば、「F.独自の着眼点や発想力」にあたる部分です。この講座を通して、自分を表現する手段をいくつか手に入れることが目指しているゴールになります。

前置きが長くなりましたが、今年度の小学部の大きなテーマは「あらためて日本を知り、考え、伝える」です。今年開催されるラグビーのW杯、来年の東京オリンピック、パラリンピック、2025年の大阪万博をひかえ、あらためてみんなが住んでいる日本について深く理解し、()発見したことを伝えてみる。この一環として「個性発掘プログラム」を実施していきます。

今年度は芸術やアートをテーマに、「ピクトグラム」にポイントを当てた講座を展開していきます。

今回の講座では、ピクトグラムについて、その歴史や目的等を紹介する簡単な座学からスタート。その後は、さまざまなピクトグラムのパターンや、世間で実際に使われている場面の写真や動画資料を見てもらい、後半には自分のオリジナル・ピクトグラムをデザインしてもらいました。

この制作から、自分の気持ちや考えを表現したい場合、言葉や文字だけではない方法があるということ。また、アレコレと考えながらデザインすることで、ひとつのテーマから、アイデアをたくさん広げる方法などを参加した生徒には体験してもらいました。

1964年の東京オリンピックを機に、日本人のデザイナーたちによって生み出され、そこから世界に広まっていったピクトグラム。見るだけではなく、今後は自分のノートや学校の新聞、クセジュで秋に予定されている「成果発表会」などでぜひ活用してみて欲しいと思います。

第2回目は6月22日(土)に開催予定です。

どうぞお楽しみに!