いよいよ新年度がスタートしました!クセジュでは3月から新学年がスタートしていますが、3月25日(土)に「クセジュ 入試結果報告会」というイベントを行いました。中1、2、3年生に今年卒業して行った先輩たちの受験の経験談を聞いてもらい、これからの中学校生活に活かすポイントを生徒たちに見つけてもらうためのイベントです。
会全体は2部構成。まず1部は県立入試の仕組みの説明から行われました。
内申点が大切、なんて話をよく聞きますがどの程度入試に関わってくるのでしょうか?
県立入試の仕組みは基本的に
500点+135点×K=635点満点
になっています。
500点は当日の5教科の入試の得点、135点が内申点に当たります。
5段階評価×9科目=1年間の内申点「45」。これが3年間分で内申点は135点としてほとんどの学校は換算されます。
「K」は一部の学校では1、すなわち内申点は135点として換算されますが、東葛高校をはじめとする一部の学校では「K=0.5」になります。そうすると内申点は67.5点満点、半分になってしまうんです。いわば最近の県立上位高校は「実力重視」の傾向にあります。
内申点だけ、定期テストだけ、といった学習では対応できないことが分かりますね。
こうした最近の入試の傾向を踏まえながら、「日頃の学び方」が大切になってくる点を伝えていきました。
オンラインで行われたイベントでしたが、画面越しでも生徒たちは皆真剣です。チャットでも「今のうちに聞いておいてよかった」「入試にも通用する力ってどうやってつければいいですか?」とどんどん質問が来ていました。
そして第二部。卒業生に受験の際のエピソードをインタビューしていきました。
受験期やクセジュで過ごした中1・2のことを思い出してもらいながら話をしてもらいました。
受験期でのエピソードでは、やはり精神的に不安的になっていた時に、講師に励まされた」ことが一番印象に残っていたようです。「君は公立の問題との相性がいいから、私立以上にできると思う」と声をかけられて直前期に自信がついた話や、分からないことにとことん付き合ってくれた話、次々と不安な時期をどう乗り越えていったかを話をしてくれました。
「クセジュで過ごした中で役に立ったこと」では通常の授業でとことん掘り下げて考える機会が多かったこと、答えが一つに定まらない問いについてとことん考えたことが役に立ったと答えてくれていました。また中学2年生のイベント「病院見学」で病院まで行って医師の話を聞いたことなど、将来のことを考えるきっかけが多かったことも役に立ったようです。問題を解く表面的な技術だけではなく、根底まで考える経験や自分を知り将来を考える経験は、思春期の彼らに特別なものとして響いていてくれていました。
最後の質問コーナーでは「気持ちの切り替え方」「睡魔に勝つ方法」など多くの質問が寄せられていました。
この会を聞いている生徒たちにも、この会をきっかけに楽しく、また主体的にクセジュで様々な経験を積んでいってほしいと思います。