成果発表会インタビュー2

生徒インタビュー
江戸川台教室 小学6年生 𠮷岡 実輝くん

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治安維持Q. 小学校だとまだ習っていない、難しいテーマだと思うのですが、そもそもこのことを研究しようと思ったきっかけは何ですか?𠮷岡:クセジュの授業で「レ・ミゼラブル」や、環境問題を勉強した時に「安全」って何なんだろうとなんとなく考えるようになって・・・。それがきっかけです。Q. 治安維持の国での実施状況や、国際社会での基準など情報が盛りだくさんでしたが、どのようにして調べたのか教えてください。𠮷岡:インターネットを使って、昔のニュースを調べたりしました。Q. 実際に研究してみて、難しいと感じたところや苦労したところ、印象に残ったところは何ですか?𠮷岡:昔、日本に治安維持法という法律があったことです。みんなが安全に暮らせるようにという法律も使い方を間違えるとこんな風になってしまうのかと・・・。

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Q. 研究、発表会はどうでしたか?緊張しましたか?𠮷岡:緊張はしなかったです。楽しかったです。𠮷岡くんの研究の概要
  当日の様子より
戦争や内戦、テロ、暴動、殺人など、主に武力にかかわる内容です。しかし、命を奪うもの、安全な生活をおびやかすものは、暴力だけとは限りません。地震大国といわれるほどの日本は、地震を引き金とした自然災害も起こりやすく、予測不可能な危険に巻き込まれる可能性は大いにあります。また「維持」という点でも、災害が起きた場合に国家や地域単位での災害対策や対応が十分とはいえないことも近年の状況でよくわかっていることです。自然災害を入れれば、日本は決して「平和な国」とは言えないと思います。このように「ランキング」というものは、比べる項目によって結果が大きく変わります。

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同じように「治安維持」についても、「だれの安全か」、「どんな状態を安全というのか」を国民の中で一致させておかないといけません。過去の日本では「治安維持法」という法律によって、「国に悪い影響を及ぼす」と予想される人を逮捕したり、処罰したりしたこともありました。中には、冤罪の人もいたでしょうし、果たして本当に悪い影響なのか?と思う場合もあります。「だれの」の部分が「国の」、または「いま国の政治をしている人の」になってしまっていると、それは治安でもなんでもなく、独裁になってしまうということです。今回の研究を通して、治安維持はどの国でも、危ういバランスの上に成り立っていると感じました。国民の自由の範囲・政府の権力・暴力と自由の問題という3つの点で、どの立場の人も含めた「国民」の安全を維持する取り組みを行っていかなくてはならないし、まずはそのことを国民全員が知っていないといけないということがよくわかりました。


○ 講師からのコメント
大変難しいテーマでしたが、歴史や国際的な取り組みなどから、未来の治安維持活動がどうあるべきかという独自の考えを堂々と発表してくれました。本当に素晴らしい小学部卒業研究でした!おつかれさま!

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