1000年後にも名前が残る人

クセジュの日常

(最終更新日

こんにちは。柏教室中学1年生、文系担当の土肥です!私、いま申し上げたように文系の授業担当なのですが……、自分の授業は自分では見られませんよね(笑) ということで今回は、私がおじゃました柏教室の理系授業のレポートをしていきたいと思います!

 さて、今回の理系授業、私も一生徒のつもりになって、教室内で大ベテラン佐々木先生の話を聞いていたのですが、そこでとても頷かされる言葉に出会ったので、まずはその言葉を紹介したいと思います。それは、何気ない問いかけから始まりました。

「君たちが知っているなかで、1000年後にも名前が残っていると思える人はいるかな?」

――どうでしょう。誰か名前が思い浮かぶでしょうか。考えてみると、現在では知らない人はいないというほどの知名度を誇る、あの故スティーブ・ジョブズ氏でさえも、1000年後には忘れられてしまっている気がしてしまいます。クラス中が考えあぐねているなかで、佐々木先生は次のように言いました。

「多分、1000年後にも名前が残っているのは数学者だよ」

 この言葉で、私は数学という教科の本質を思い知らされたような気がしました。思えば、現在も学校で学ぶ公式などは、その多くが1000年どころか、2000年以上も古くに発見されているものです。その意味で、数学ほど普遍的なことを学ぶ教科はないのではないでしょうか。
 今回の授業の主役はピタゴラスだったのですが、ただその歴史を追うだけでなく、彼の発見した法則が、2000年以上の時を超えてなお、息づき、それが1000年先も続いているだろうと思わされるスケール感。そんな壮大な世界に気付かされたあとで実際に学ぶ法則は、もはや教科書上の無機質な記述にはなり得ません。
その後、アシスタントティーチャーの齊藤先生も交えて、オセロのコマを使って実際に法則を確かめたのですが、生徒がとても楽しそうにワイワイとあれこれ試行錯誤をしている姿が印象的でした。
 深く学べて、しかも楽しいクセジュの、そして柏教室の、新中1授業!次回更新では文系の話ができたら良いなと思いつつ、今回はこの辺で失礼します!