小学部成果発表会 2021②
~ 江戸川台教室・柏教室・松葉教室編 ~
前回は新松戸教室と我孫子教室の発表会の様子を紹介しました。
今回は江戸川台教室、柏教室、松葉教室での発表会の様子を紹介したいと思います。
🔴 江戸川台教室
江戸川台教室では去年より「事前に撮影した発表の様子を、講師がコメントを挟みながらオンラインで放送する」という形式で行っています。
コロナ禍によってデジタル化が進んだ一例と言えるかもしれません。そして今年の発表会では、「生徒たちもまた、私たちが驚くぐらいデジタルの活用に慣れてきている」ということが印象的でした。例えばアニメーション付きのパワーポイント資料を作ってくる生徒、好きなゲームの紹介動画を作ってくる生徒、「魚を三枚におろす」ということに挑戦してその様子を撮影してくる生徒もいました。
また紫式部と清少納言の比較を行なった生徒は、二人の作品がいくつの言語に翻訳されているかという点に加えて「インターネットで検索したときのヒット数」「質問サイトでの好感度」という点からの比較も行っていました。
インターネットで得られる情報を効果的に使った分析方法に、私たち講師も大いに驚きました。
もちろんお手製の紙の資料を使って一生懸命に発表をする生徒も多く、その姿もまた変わらず立派でした。今年も多種多様なテーマがそろった成果発表会。その生徒ならではのユニークかつ魅力的な発表方法に、私たち講師は爆笑の連続でした。
そして小6になるにつれてテーマや発表が洗練されていくところに、生徒たちの成長の速さを感じます。
「去年はあんなに緊張していたのに、今年はなんて堂々としているのだろう!」と眩しく感じつつ、また来年の発表会が楽しみです。
江戸川台教室チーフマネージャー 濱中 志門
🔴 柏教室
柏教室の今年の発表会は、会場での発表をリアルタイム中継で自宅から見てもらう形式で実施しました!
生徒は思い思いのテーマについて調べ、発表してくれました。
さらに今年は裏のテーマとして、小4が「過去」、小5が「現在」、小6が「未来」について、というものを設定。これがなかなか面白く、学年ごとのカラーがとてもよく出る形となりました。小4の「過去」は従来通り、調べたいテーマの歴史について掘り下げていく形式。
やはり、これまでに積み重ねられた研究の歴史に触れるというのは調べ物のスタンダードですね。
発表もまだまだ緊張気味でしたが、情報はとてもよくまとまっていました。小5の「現在」は、言い換えれば「最新」。
調べたいテーマについて、「現在」どうなっているのかを掘り下げていくことになるので、調べ物の難易度は格段にアップ。
それでも一年分の成長を見せてくれました。そして小6の「未来」。
調べたテーマが「これからどうなっていくのか」という考察を研究の最後に付け加えるという内容で、ただ調べるだけの発表ではない中、多くの生徒が力作を披露してくれました。更に今年は全学年でパワーポイントを使用した発表が多かった中で、実際に実物を見せたり、事前に動画を撮っておいて、それを見せたりなど、一工夫加えられた発表になっていたのも最高学年らしかったです。
上手に発表できている人もいれば、緊張して声が詰まっている生徒もいました。
しかし、こうした形で、調べた物を人前で発表すること、それ自体が大きな学びになると思います。
今後も、こういった取り組みを通して、学力面だけではない生徒の成長や、自信の獲得に繋げていけたらと思います。
柏教室チーフマネージャー 土肥 槙太郎
🔴 松葉教室
小学部の恒例イベントである成果発表会を11/29(月)に実施しました。
実施したと言っても、今年度は事前に収録した映像をZOOMを使って放送するという形式で行いました。
ご覧になった保護者の方にしてみると、テレビ番組を見ている感覚に近かったのではないでしょうか。撮影を経験するまでは「収録だから緊張しなそう」と、ほとんどの子ども達が考えていたようですが、実際に収録を経験して、その大変さやプレッシャーを肌で感じていました。
なかには10回近くも撮り直しをした生徒やグループもありました。撮影をしていて感じたことがあります。それは子ども達の意外な一面を見ることができたということです。
普段はボソボソと話す生徒やあまり大きな声では話さない生徒が、カメラを前にしたときには、ハキハキと大きな声で堂々と発表をしていたり、普段はリーダー的な役割をほとんどしない生徒が、プレゼンの仕方などについてグループの子たちに指示を出していたりと言った姿が見られました。発表の内容やプレゼン方法などから、子ども達の成長や可能性を感じられたことはもちろんですが、それに加えて上記したような子ども達の新たな一面からも子ども達の成長や可能性を実感することができました。
子ども達にとっても初めて経験する収録や発表のための準備を通じて、自己肯定感を高める機会だったり、自分の興味関心をさらに深める機会だったりになったのではと思います。
松葉教室チーフマネージャー 長谷川 修一
小学部成果発表会 2021②
風景写真セレクション