クセジュ小学部では毎年夏休みの期間を使って、さまざまなイベントを実施しています。
例年は見学ツアーと題し、テーマを設定し北は岩手、南は九州まで宿泊学習を行ってきました。昨年と今年はコロナの影響を考え見学ツアーは中止し、代わりに教室にて密を避け万全な感染対策をしたうえでサマースクールを実施しました。
「開始前からすでにテンションMAX?!」
8月7日(土)。サマースクールの開始時間は9時30分です。が、8時45分を過ぎた頃には、入り口から「おはようございます!」と元気な声が聞こえ始めます。さすがは小学生。朝からテンションが高めです!
ライブ配信も使っての実施で機材の設置や動作確認など、職員はギリギリまで準備に追われますが、開始前から子ども達のテンションはMAX?!な感じです(笑)。
「開会を宣言します!」
所属教室ごとの少人数のグループに分かれて、いよいよサマースクールの開幕です。
子ども達には所属教室ごとに赤、青、黄、緑、黒と色分けされたハチマキが渡されます。なぜハチマキ?と思うかもしれませんが、ハチマキの色がヒントです(笑)。ハチマキを頭に巻いて準備完了。ここから本番です!
「♪でっきるっかな? ♪でっきるっかな?」
午前中は子ども達に創作してもらいます。テーマは、クセジュのマスコットであるモンテくんの「何か」です。この「何か」というところがポイントです。モンテくんの友達でもいいし、ご飯でもいいし、机でもいいし、とにかくモンテくんの「何か」を創作します。「何でもいい」と言われると簡単そうですが、実は想像力や発想力がかなり必要になります。が、子ども達はというと…。
「溢れる想像力と発想力」
家から持ってきた、お菓子やティッシュの箱やストローや紙コップやペットボトルなどなど、身の回りにあるものを使って、迷いなくモンテくんの「何か」を作り始めます。ああだこうだと言いながら創作活動に夢中になっています。
子ども達の想像力や発想力に我々が追いつかず、作成途中では何ができるのか想像もつかないものばかりでした(笑)。果たしてモンテくんの「何が」できあがるのか完成が楽しみです!
「完成!!モンテくんの○○!」
子ども達が想像力を働かせて考えたモンテくんの「何か」が、発想力と思考力で形になりました!作成途中では、何になるのか想像もつかなかったものが、「なるほどねぇ」と納得させられたり、「そうなったの!」と驚かされたりする作品になっていました!
「むかしむかしあるところに…」
お昼休憩を挟んで、次は「ストーリーの作成」です。自分たちが創作した作品を使ってグループで1つのストーリーを考えます。もちろん登場するのは自分たちの作品。どんなストーリーが生まれるのか楽しみが続きます!
「気分はプロカメラマン」
ストーリーを考えた後は写真撮影です。午前中の最後に写真を格好良く撮影する技法をいくつか学んだので、その技と子ども達の発想力を駆使して、自分たちで考えたストーリーの場面を撮影します。予定では柏教室の近くにある公園で撮影をするはずだったのですが、あいにくの天気で公園に行くことは断念。柏教室の校舎を使っての撮影になりました。
子ども達はそんなことは気にもせず、写真の構図を工夫する人、照明を使って影をつける人、上から下から撮影してアングルにこだわる人など、ここでも持ち前の想像力を発揮しています!
「いよいよクライマックス!!」
サマースクールもいよいよクライマックスです。最後はライブ配信での作品紹介。自分で創作したものを使って、みんなで考えたストーリーに合わせて撮った写真をつなげて、カメラの前で発表です。
数時間の中で、考えて創作して思考して撮影してからの発表で、十分なリハーサルができたわけではなかったのですが、それでも子ども達は堂々と自分が創作したものを誇らしく発表していました。
ちなみに発表からは、保護者の方にもライブ配信を使って視聴してもらったので、緊張気味な人もいたような気がしました(苦笑)。
「さすがクセジュ生!!」
全ての発表を見て思ったこと、それは「さすがクセジュ生!」です。身の回りにある材料を使って、「モンテくんの○○」というお題に対しての創作をして、ストーリーを考えて、写真撮影をする。さらにそれをライブ配信で発表するという、かなりハードなことを1日で行いました。その中で子ども達が創作した作品やストーリーは、どれも独自な視点で考えられた独創的で素晴らしいものばかりでした。
「閉会を宣言します!」
発表を終えた子ども達の表情からは安心感や満足感が伝わってきました。今回のサマースクールは、一見すると「遊び」のような取り組みですが、実は想像力や思考力や説明力、そして独自の視点からの発想力を楽しみながら発揮してもらっています。このような取り組みは、子ども達の個性や可能性の発見や伸長のきっかけになっていると思います。
「ありがとう すべての関わってくれた人たち」
子ども達の斬新な発想や想像力から沢山の刺激をもらった1日でした。参加してくれた子ども達。保護者の方々。そして関わってくれた人たち。ありがとうございました!
今後もクセジュらしい、クセジュだからこそできる取ことを行っていきますので、ご期待ください!
クセジュ松葉教室責任者 : 長谷川 修一