ヒューマンサイエンス HS

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国語と社会の融合
人文科学的視点から人間の営みを学ぶ

様々な文章を通じて、子どもたちの世界を広げ、読解力、表現力、思考力をつけます。物語文・説明文・意見文など多彩なジャンルの文章にふれることで読み取る力をみがき、問題演習・作文・ディべートを行うことにより思考力と表現力を身につけることを目的とした教科です。
テキストとなる文章は月によってはまるごと本一冊ということもあり、内容は文学作品や古典文学、歴史、哲学、科学など学年ごとにつけたい教養目標に応じたカリキュラムとなっています。
カリキュラム例

小4 小5 小6
3月 ギリシャ神話 「くちぶえ番長」
重松清
現代小説を読もう
春期講習 詩・俳句・表現技法 科学者の軌跡 環境問題
4月 「杜子春」
芥川龍之介
「走れメロス」
太宰治
生物多様性
5月 昔話の法則 野生生物と共存できるか 眠れなくなる宇宙の話
6月 「グスコーブドリの伝記」
宮沢賢治
「ビルマの竪琴」
竹山道雄
「レ・ミゼラブル」
ユゴー


ヒューマンサイエンスの授業紹介

<ある日の授業例> ※ 学年や月によって詳細は異なります。

漢字テスト
勉強した範囲の小テストを毎週行います。部首や音訓、熟語、派生語などの言葉の知識も同時に育みます。

宿題の確認
読解問題や作文、調べものやノートまとめなど様々な内容が出ます。内容や量は学年に応じて変化します。

音読
言葉、文法の知識・表現力を身に着けます。自分が発する音を聞くことによって知識の定着度も高まります。

ディベート・表現・思考練習
話し合いをする際のルールや伝え方を学び、実践練習をします。

作文練習
短文から長文、オリジナル小説執筆など文章作成の練習を行います。自分の意見を正確に伝えるための豊かな文法表現記述を学びます。

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漢字が大の苦手のYちゃん。日本史の授業では、時代や遺跡の名前など難しい漢字が多いのできちんと書いてくれるかなと心配していました。
ある日、Yちゃんのノートを見ると「後醍醐」と練習した跡がびっしり()。「後醍醐天皇ってすごいガッツがある人じゃん?ゴダイゴって書くと失礼だから練習したの。」とのこと。
これをきっかけにYちゃんは難しい漢字のプロになりました。(画数の少ない漢字にはあまり興味を示さないのがもったいないのですが。)

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算数や理科は大好きだけど、文章を読むことや書くこと、物語はあまり好きではないT君。ギリシャ神話の授業では「神様なんているわけないじゃん!」となり、頭に入らないのではないかと親御さんは心配していましたが、教わったことからインスピレーションを得たのか、神様たちの持つ力の法則性を元素記号から考えるという独自の研究にまで発展させ、図書館に通いつめ難しい専門書を調べるように。講師もびっくりでした。 

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小学生のディべートはなかなか難しく、感情的になってしまうと暴言を言ってしまいがちです。HSの授業を通して学ぶことで友人とのケンカが減った、学級委員に立候補するようになったなど、積極的に自分の意見を言えるようになったという声をいただくことが多くあります。もっとも多いのは「屁理屈ではなく、理論的に反抗してくるので親として嬉しくもあり…」という声です()

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