社員インタビュー#1 藤田 学
取引先だったクセジュが、いつのまにか自分の職場に
私はクセジュに入社して十数年となります。クセジュに入社する前(大学を卒業してからの5年間)は広告代理店で営業職として働いていました。世の中には様々な広告がありますが私が扱っていたのはリクルート系の求人広告(タウンワークやリクナビ)でした。
実はその営業時代の取引先の一つがクセジュだったのです。求人誌の場合、商品を売るだけでなく原稿を作成するために企業理念や仕事内容についても細かく話していきます。そこでクセジュが目指す教育であったり、指導のエピソードを聞いたりしていく中で、採用のお手伝いをする側でなく、自分が採用をされる側になりたいと思ったのがクセジュへの入社のきっかけでした。広告に偽りなし
でも実際に教えることの大変さを実感入社してからの2年くらいはあまり記憶がないくらい忙しい毎日を過ごしていたと思います。国語講師として採用されましたがそもそも“入試”というものからかなり年月が経っていましたし、小中学生と接する機会もまったくない毎日を過ごしていました。
どのように教えたらよいのかはもちろんのこと、どんな話し方をすればよいのかなどわからないことばかり、ひたすら“勉強”の毎日でした。しかし、そんな中でもクセジュの先生たちと話をしたり、授業を見学したり、生徒たちの学びに対する興味関心の高さを実感することで、求人の原稿に書かれていたクセジュの理念が一人一人の講師に根付き、体現されていることも感じられました。
生徒が教えてくれた、自分が働く意味過去数年間はクセジュ我孫子教室長、またクセジュ全体の中学2年生学年責任者に任命されました。中学2年生というと一般的には“中2病”と揶揄されたり、反抗期に入る生徒も多くなったりする学年ですので、勉強に対するプライオリティが下がってくる時期でもあります。でもそんな時期だからこそ自分の将来について考える機会を持たせる集会を企画したり、教室以外の中で学びの機会を作っていく企画を立てたりしていきました。それにより生徒たち自らが志望校についての相談があったり、勉強に対する目に見える変化を見せてくれたりすることは自分にとってのやりがいにもなっていました。入社をしてしばらく経った頃「なぜクセジュで仕事をしているのか」と、ある人に問われたことがありました。そのときに改めてなぜ自分がここにいるのかというのを考え、出てきた答えが「生徒たちにきっかけをあたえること」と「生徒たちの視野を広げること」でした。この気持ちは今でも変わらず、これからも変わりません。仕事を通じて、自分自身の視野も広がったクセジュの授業は単に生徒に問題を解かせて解説していくだけではなく、生徒たちの興味関心を引き出します。その分予習が大変なこともありますが、自分自身の教養レベルも高めていくことができます。そうなることで世の中の出来事同士のつながりを感じられるようになったり、ものごとの背景にまで目を向けることができる視点を持てたりするようになったと思います。